私はよくカフェに行ってコーヒーを注文するときに、カッコ良さそう名前のメニューで意味がよくわからず雰囲気で頼むことが結構あります。スーパーのコーヒーコーナーに行ってもいろんな種類の豆や粉が置いていますが違いも知らずに買っています。
そこでコーヒーにどんな種類があるのかを調べてみたのでまとめてみました。
コーヒーの種類と品種
コーヒーの種類は大きく2つありレギュラーコーヒーとインスタントコーヒーがある。
レギュラーコーヒー・・・コーヒー豆を焙煎→挽き→抽出の工程で作る
インスタントコーヒー・・・工場で加工し、粉をお湯に溶かして作る。
コーヒー豆の品種は大きく2つ、アラビカ種とロブスタ種。
アラビカ種は味や風味よいが育生が難しく気候の変化などに弱く、レギュラーコーヒーに使用される。
ロブスタ種は病気に強く育成しやすい品種。アラビカ種に対して味・風味がやや劣りインスタントコーヒーによく使用される。
コーヒーの味
苦味、コク、酸味、またコーヒ豆の甘味もある。また香りや風味にも差があり、それらの組み合わせによりコーヒー全体の味の良し悪しが決まる。コーヒーの苦味・コクは主に焙煎時に生成されるもの、酸味・甘味は元のコーヒーの果実の成分に由来する。銘柄(産地)・焙煎・挽き目・抽出方法それぞれに味の特徴が異なる。
コーヒーの銘柄と産地
コーヒーは主にコーヒーベルトと呼ばれる南北緯度25°内の高地で育てられる。その産地によって豆の持つ特徴が異なる。
サントス(ブラジル)
世界一の生産量を誇るブラジルのブランド。酸味、苦味、香り、コクのバランスがとれている。
ベトナム
生産量第2位。ベトナムはロブスタ種の生産も盛ん、ロブスタ種に限れば世界一の生産量。味はコク苦味が特徴。飲み方はコンデンスミルクを入れるスタイルが有名
モカ
“モカ”とはイエメンの港の名前。エチオピア・イエメンがこのブランドの主なな産地。アラビカ種のコーヒーはエチオピアが原産。強い酸味、香りが特徴。苦味は少なめ。
ブルーマウンテン (ジャマイカ)
ジャマイカにある山峰の名前がブランドになっている。出荷される豆の8割が日本向けとされる。日本人好みの風味で非常に高価な豆。酸味、苦味、香り、コク、甘味全てが至高のバランス。
エメラルドマウンテン (コロンビア)
缶コーヒーの名前で馴染みのある品種だが、コロンビア産の豆のうち上位3%の物が”エメラルドマウンテン”と名乗れる高貴な豆。コロンビアの特産品のエメラルドから名付けられた。甘味、フルーツのような香り、コクが特徴的。酸味、苦味は柔らか。
コスタリカ
国をあげてコーヒー産業に力を入れていて、品質が良い。 酸味が豊か。にがさ控えめ
キリマンジャロ (タンザニア)
強い酸味、深いコク
コナ(ハワイ)
苦味控えめ。酸味しっかり。フルーティ
グアテマラ
強めの酸味とコク。甘い香りが特徴
ジャワコーヒー
インドネシアのジャワ島が産地。 酸味は少ない。コク苦味がつよめ。香りも高い
マンデリン
インドネシアのスマトラ島が産地。酸味が少なく、コク・苦味が強め。香りも高い。高級品
ネットの情報を元に、苦味・酸味のバランスを置いてみました。
(実際すべてを飲んではいないので、実際に飲んだ後に更新します。)
焙煎
焙煎よって、コーヒーの風味やコク・深みを引き出します。焙煎が進むにつれて苦味が濃くなり酸味が弱くなる。焙煎度合いは8段階あり、それぞれ名前がつけられている。それぞれ焙煎具合と相性の良い抽出方法と組み合わせる。豆の品種によっても焙煎具合を変え、豆本来の味が苦味が特徴的な場合深煎り。酸味やフルーティさが特徴的な豆はあまり深く焙煎せずに酸味を生かすことが多い。
挽き目
引き目が細かいほど水との接触面積が大きくなり、コーヒーの成分が溶け出しやすい。そのため一般的に細目挽きの方が苦くなる傾向になる。エスプレッソなどでは細目の豆を使い、ドリップ・フレンチプレスなどでは粗~中挽きを使う。
抽出方法
コーヒーの抽出方法には温度と時間の2つのポイントがあります。
温度
コーヒーの苦味成分は温度が高いほど溶け出しやすい性質を持っている。
高温の蒸気で抽出するエスプレッソ、マキネッタは苦味が強い。また水出しは苦味を極力抑えるために開発された抽出方法。ハンドドリップは温度の自由度が高い。
時間
抽出時間が長いほど、豆の成分を引き出しやすい。豆の味を楽しむには、抽出時間を長くできるフレンチプレスなどがよい。ハンドドリップではドリッパー・フィルターとドリップ時のお湯の注ぎ方で調整する。エスプレッソでは蒸気で一気に抽出するため、時間の調整はほとんどできない。サイフォンを使うと安定した味をひきだしやすい。
・ハンドドリップ
手軽だけど奥が深い
挽いたコーヒー豆にお湯を注ぎフィルターで濾す、手順自体は簡単で道具もシンプルです。しかしながら、道具の種類・お湯の温度・使用する豆の分量など様々な条件によってコーヒーの味が全く変わってしまいます。単純ですが奥の深い抽出方法です。淹れ方には正解は無いので、自分のイメージした味を如何に引き出せるかが腕の見せ所です。
主な道具
・フィルター
ほとんどのコンビニやスーパーにペーパーフィルターが置いてあり良く使われております。他にも金網状の金属製フィルターや、コットン素材のネルフィルター等があります。
・ドリッパー
ペーパーフィルターをセットするための物。形・穴の数や大きさ等様々な種類があり、どのドリッパーを使うかによって味に特徴が変化します。
・ポッド
コーヒーを抽出する際に使用。挽いた豆に注ぐお湯の量をコントロールする事によって様々な味を楽しめます。そのため、どのような注ぎ口の物を使うかがポイントです。
・エスプレッソ
濃厚な風味と味わい
高圧の蒸気を使ってコーヒー豆の成分を一気に抽出します。非常に濃厚な味で、通常小さいカップで20~30cc程の量で出されます。一般的にはエスプレッソマシン電気式、手動式などのエスプレッソマシンで提供されます。また様々なアレンジのコーヒーも多くはエスプレッソを元に作られています。
アメリカーノ:エスプレッソのお湯割り
カフェラテ: 牛乳とエスプレッソを合わせる
カプチーノ:エスプレッソの上に泡立てたミルクを足したもの
・コーヒープレス
コーヒー豆が持つ旨さを引き立てる
コーヒー豆を専用ポットにいれ、数分お湯で抽出し付属のフィルターで豆をこしながらコーヒーを注げば完成です。抽出時間が長いため簡単な作業でありながら豆の本来の旨味を本格的に引き出すことができます。スターバックスのレジの横にコップなどが陳列されていますが、その中にコーヒープレスの器具もおいてあり、お店で頼むメニューにも”コーヒープレス”があります。コーヒー豆の品質に自信があるからこその淹れ方だと思います。
•水出し
コーヒーは抽出する温度が高温である程苦味成分が出やすいです。逆に低温であるほど苦味が少ないコーヒーになります。水出しコーヒーは苦味を抑えるために考えられた方法です。透明感とソフトな苦味が特徴、コーヒー豆の”甘味”も楽しめる
コーヒーの種類について、まとめてみました。調べてからはどんな豆の種類や抽出方法でどんなコーヒーになるのか想像できるようになりました。どんな事でもよくわからないものは一度調べてみる癖をつけておきたいですね。